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2006年3月10日を表示

Intel,AMD双方の[Dual core]と[Quad core]②

前回はPentium Dに関して書きましたが、今回はまず、Pentium 4 Extream Editionについてです。このCPUは、基本的にはPentium Dと同じ構造をしています。FSBも、同じ800MHzです。違うところといえば、ただひとつ。HT Technorogyを使用しているところです。前述したPentium Dで外された機能が、こちらでは働いています。これは、Extream Editionの優位性を強調するためのものらしいですが、実際Pentium Dよりかなり速いです。しかし、このCPUには大きな弱点があります。そう、熱です。これのおかげで、リテールでついてくるCPUファンが、OSが起動するころには騒音を出しながら回っている状態です。
皆さんは想像できますか?「リテールでついてくるCPUファン」が、常に最高回転数で回っている状況を。僕も実際にこの目で見たことはないので実感はしていませんが、動画でみたときは驚きました。「え?まだ回転数上がるの?」っていう感じです。「リテールでついてくるCPUファンで冷却が追いつかないCPU」と言われるのも、実際に見せられてしまっては、納得せざるをえません。冷却に関しては、水冷式のものを使って、何とか間に合うかどうからしいです。「冷たい水がケースに入っていって、出てきたらぬるま湯になって出てくる」という証言もあるようですので、この熱は相当なものだと思われます。

次にYonahです。このCPUは、ノート向けであるにもかかわらず、ベンチマークの分野でデスクトップむけのCPUを軒並み抜いています。それでいて消費電力が最高で35Wですから、これほどおいしいCPUは無いかと。
CPUの構造ですが、はじめからDual coreで設計されたものですので、ダイとコアはきれいな正方形をしています。そして、Pentium Dの設計開始とほぼ同時に設計が開始されたものと思われます。しかし、FSBは何故か566MHzに抑えてあります。これは、FSBを増やすと消費電力が増えてしまうために抑えたのか、それとも別の理由なのか、管理人には未だに不明です。管理人がただ単に馬鹿なだけかもしれませんが。
実は、このCPUも「繋ぎ」のCPUだったりします。その理由は、今年の第三四半期にAMDの次世代ノート向けCPU[Turion 64 Dual core]との激戦を繰り広げるであろうmeronが出てくるからです。meronが出てきたとたん、Pentium Dがそうであるように、Yonahも姿を消すことが考えられます。現在、このCPUを搭載しているPCは、IBMでは確認しましたが、他のメーカーでの採用状況は不明です。興味がありましたら、IBMのサイトを覗いてみては如何でしょう?



3月10日(金)23:52 | トラックバック(0) | コメント(0) | 気ままなCPUの話 | 管理

Intel,AMD双方の[Dual core]と[Quad core]①

現在、IntelのDual core CPUには、[Pentium D],[Pentium 4 Extream Edition](現在は名称が変わっている可能性アリ),[Yonah]があります。この3つのCPUですが、本当のDual core CPUであるのは、ノート向けCPUである[Yonah]のみです。
確かに、上記のいずれのCPUも、1つのCPUダイ上にコアが2つ載っています。しかし、前者の2つのCPUは、「正式な」Dual coreではないのです。これに関して、少し掘り下げてみましょう。
全ては、去年(2005年)の第一四半期から第二四半期あたりの期間に始まりました。AMDがDual core CPUの年内中(2005年の年内)の投入を決定したのです。
当時Intelは、Clockが3.6GHzに到達した[Pentium 4]を引っさげ、CPUのClockをまず5GHz台に持っていき、果てはSingle coreであるにもかかわらず10GHzを目指すという、現在においても、途方もないことを発表していた頃です。実は、この時点でIntelには誤算がありました。漏れ電流を甘く見ていたのです。漏れ電流は、回路に電流を流した際、回路外に漏れてしまう電流のことで、コアの大きさがかなり大きいPentium 4では、大量の漏れ電流が発生してしまっていたのです。当然、漏れればロスが出ますし。熱も持ってしまいます。実は、漏れ電流のおかげで、3.6GHzのCPUを造るのにも、相当苦労したようです。ただでさえ電流が漏れているにもかかわらず、それを押して、さらに大量の電流を流して、やっとこさ3.6GHzに到達したようなもので、CPUの消費電力は、M/B(Mother Board(マザーボード))のCPUソケットの限界消費電力(135W)にかなり近い125Wの消費電力を記録するにいたってしまったわけです。そうなると、漏れる電流の量も半端なものではありません。そして、熱も半端なものではありません。コアが大きいので、尚更です。
そのようなことがありましたので、5GHzどころか、4GHzのCPUを造ることすら絶望的なであるにもかかわらず、4GHzのCPUを造ろうと躍起になっていました。そこでAMDのDual core投入です。Intelも、よくよく考えてみるとSingle coreでClockを上げていくよりもDual coreにした方がパフォーマンス的にも消費電力的にも有利であることに気づきましたが、時既に遅し。今から設計していたのでは到底間に合わない。ということで、急遽、「間に合わせ」のCPUを造ることに至ったわけです。その開発期間は、なんと2~3ヶ月。誰がどう見ても、正気ではありません。しかし、Intelはやってくれました。既製品である、前述の熱が凄いPentium 4のコアを、こともあろうに「くっつけて」しまったわけです。そうなると、熱に関しては皆さんも想像に難くはないでしょう。そう、今まで以上に熱が出たのです。しかし、再設計している暇はありません。そこで、どうやってこのどうしようもない熱を少しでも抑えるか。それは、いままでPentium 4の上位モデルの売りであった[HT Technorogy(ハイパースレッディング テクノロジ)*1]を外したのです。これで、今までとほぼ同等の熱に抑えることができました。そして、念願の出荷です。実は、これがPentium Dだったのです。
このCPUは、大急ぎの突貫工事で造った為、もともと回路の効率が良い正方形の理想的な形をしたダイを2つくっつけたため、あまり好ましくない長方形の形になってしまったのです。これが、正式なDual coreではないと言われる大きな要因です。そして、回路の効率も悪くなってしまったため、コアが二つあるにもかかわらず、FSB(基本速度)が従来のPentium 4と同じ800MHzにとどまってしまいました。しかし、全体的な性能はPentium 4を凌駕し、まず表向きは面目を保てた状態です。このCPUも、突貫工事で造っただけに、所詮は「繋ぎ」のCPUでしかありませんので、今年の第四四半期に出る次世代デスクトップCPU[Conroe]が出たとたんに姿を消すことが予想されます。

*1 HT Technorogyとは、Single coreのCPUにおいて、CPU内に処理スペースを2箇所造り、その2箇所で同時に処理をするというものです。当時は画期的なものでしたが、熱というリスクからは逃れられず、熱暴走によるシステムダウン(熱量過多によるCPU爆発)を避けるため、負荷をかけるほどClockが下がっていってしまうという諸刃の剣です。



3月10日(金)23:30 | トラックバック(0) | コメント(0) | 気ままなCPUの話 | 管理

中古のメモリと、今後のCPU同士の激突(対決)

中古のメモリを購入しました。以下に、簡単なスペックを記載します。

Maker:No Bland
Memory Type:DDR SDRAM
Capacity:512MB

価格は3980円でした。思ったよりも安く買えたので、良かったです。そういえば、IntelのCPUは既にDDR2 SDRAMメモリに対応していますが、AMDのCPUは未だ未対応ですね。しかし、今年中には、現在出回っているCPU全種で対応する予定のようです。

この後のCPU同士の激突が二連続であります(今年の第三四半期から第四四半期にかけての激突,来年の第一四半期から第二四半期にかけての激突)ので、ここでの火花の散り具合が今後のCPU商戦の鍵を握りそうです。特にサーバ向けCPU(来年の第一四半期から第二四半期にかけての激突。Intel[Woodcrest] VS AMD[Opteron])では、IntelはAMDから売られた喧嘩(公衆の前での性能テスト,及び比較)に[不戦敗]を喫しているだけに、今度のCPUで勝負をかけてくるのは明らかです。AMDに握られてしまった、サーバCPUのリーダーシップをここで取り戻せるのか、Intelの次世代サーバCPUに期待です。



3月10日(金)22:04 | トラックバック(0) | コメント(0) | 気ままなCPUの話 | 管理


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